Quantcast
Channel: フィギュアスケート研究本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1936

浅田真央 金メダルを獲得するための条件

$
0
0

<フィギュアスケート>浅田真央が金メダルを獲得するための条件とは?

2014.2.19 09:28 THE PAGE

■混沌としてきた金メダル争い

 いよいよ、女子フィギュアスケートの個人シングルが日本時間の今日の深夜に幕を切る。バンクーバー五輪の金メダリスト、キム・ヨナ(韓国) vs 同銀メダリスト、浅田真央の金メダル争いかと思われていたが、地元ロシアの15歳、リニア・リプニツカヤが団体戦のショートプログラム(SP)、フリースタイル(FS)でいずれも1位を取るなど、彗星のごとく現れ、金の行方は混沌としてきた。

 そこで専門家の意見を参考に、浅田が金メダルを獲得するための条件を考察してみた。元全日本2位でインストラクター兼WEBサイトでの評論で活躍されている中庭健介さんは、「羽生結弦とパトリック・チャン(カナダ)の勝敗を分けたように、女子でも技術点の出来がカギを握ると考えています」と見ている。

■勝敗を分ける技術点

 採点は、技術点と5コンポーネンツと呼ばれる演技構成点に分かれているが、その技術点、つまり、ジャンプ、スピン、ステップなどの成否、出来栄えで、いかに得点を重ねるかが、浅田勝利のキーポイントだと見ているのだ。また技術点は、基礎点+GOEと呼ばれる出来栄え点で採点されるが、予定されているSPでの基礎点は、いずれもレベル4と評価されたと推定して、浅田が34点台、キム・ヨナと、リピニツカヤが32点台と、そう変わらない。

■FSでは浅田真央がリードしている

 ただFSでは、浅田がリードしている。2度のトリプルアクセルを入れることを回避したが、3回転フリップ+3回転ループの難易度の高いコンビネーションを予定していて、この場合、基礎点は、3人の中で一番高い69点台となる。リプニツカヤは62点台、キム・ヨナは58点台だ。

 周知の通り、5コンポーネンツの部分では、キム・ヨナが圧倒的に優れている。「スケーティング技術と表現力が高い。死角はみつからない」(中庭さん)に加え、難易度の高いジャンプを入れなくとも、空中姿勢や着氷の流れが美しく、技術点におけるGOEも非常に高い。

またジャンプが安定していて、柔軟性を生かしたキャンドルスピンなどのできるリピニツカヤに対しても、技術点でのGOEが加算されることは間違いない。それらを差し引いて浅田勝利の条件を考えると、どれだけパーフェクトなジャンプを飛べるかどうかだろう。トリプルアクセルの成功は必須条件だ。

■浅田はSPで70点以上取ること 

 中庭さんは「SPでどれだけ差をつけておけるか」とも言う。
 「金メダル争いをするためには、最低でもSPで70点以上を取っておくこと。キム・ヨナやリピニツカヤは、74、75点を出してくるかもしれません。浅田選手が、SPでトップでいることが理想ですが、そうでなくとも3点差以内には、つけておかねばならないと思います。オリンピックの舞台ではミスが出るものですから、3点差以内であれば、チャンスはあります。ただ、今回は、テクニカルがジャンプの回転不足について非常に厳しく見ています。浅田選手が得点を稼ぐには、アクセルを含む3回転ジャンプについてミスのない正確なものが求められます」

 元全日本4位でインストラクターとして活躍中の今川知子さんも同意見だ。「浅田選手が優勝するためには、まずSPでミスをせず、2人のライバルと差をあけられないことでしょう。最大の武器となり、ネックとなるのがトリプルアクセルです。このジャンプにかける思いも強く決めると波に乗ることができます。公式練習の様子を映像で見ると、ジャンプのキレもよく、着氷もクリーンに決めていました。 SP、FSともに冒頭のトリプルアクセルを決め、その後の演技に勢いをつけたいところです。また、他の要素などでもジャンプで着氷が乱れたり、ステップやスピンのレベルを落とすなどの小さなミスで点数を取りこぼさないことも重要になってきます。ただ、キム・ヨナ選手に比べると団体戦に出ているので、リンクの氷質や本番での回りの雰囲気に慣れている点は有利でしょう」

■滑走順は浅田真央が最後

 SPの滑走順は、抽選の結果、浅田選手が最後となった。これについて中庭さんは「キム・ヨナやリピツニカヤの直後ならば影響もありますが、関係ないでしょう。自分の演技に集中できます」という見解。今川さんも「地元ロシアのソトニコワの後の最終滑走は、厳しい状況になりそうですが、今までの経験
と、いくつもの壁を乗り越えてきた選手ですから、冷静に自分の演技に集中し、ノーミスで滑りきることができるでしょう」と見ている。

 SPでは、まずは、冒頭のトリプルアクセルを成功させること、そして、悪くともキム・ヨナとリピニツカヤという2人のライバルと3点差圏内につけておくことが、金メダル獲得への条件となりそうだ。

浅田、メダルへの鍵はトリプルアクセル 未明にSP

2014年2月19日07時34分 朝日新聞デジタル

 フィギュアスケート女子は19日(日本時間20日午前0時)からショートプログラム(SP)が始まる。浅田真央(中京大)は、30選手中、最後の30番目に登場する。代名詞とも言えるトリプルアクセル(3回転半)ジャンプが成功するかが、金メダルへの鍵を握る。

今季は本格的なシーズンインとなったグランプリ(GP)シリーズのスケートアメリカ以降、ソチ五輪の団体SPまで公式戦で11度挑んだが、成功は一度もない。トリプルアクセルの基礎点は8・50点だが、回転不足や両足着氷などで、すべてに減点があり、8・50点以上のポイントは得られなかった。

浅田真央・特集ページ

 一番成功に近かったジャンプは、初戦となったスケートアメリカのSP。わずかにつま先をついてGOE(出来栄え)で減点された。GPファイナルと全日本選手権はSPで1度、フリーで2度の計3度試みたが、いずれも失敗。五輪本番では、佐藤信夫コーチと話し合い、トリプルアクセルはSPで1度、フリーで1度の計2度にする予定だ。

 SPでは、2大会連続金メダルを目指す金姸児(キムヨナ)(韓国)が17番目、団体女子SPで1位だったユリア・リプニツカヤ(ロシア)は25番目、カロリナ・コストナー(イタリア)が26番目、浅田の直前の29番目でアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が出場する。日本勢では村上佳菜子(中京大)が20番目、鈴木明子(邦和スポーツランド)が24番目に滑走する。


今季の浅田真央のトリプルアクセル

浅田真央とキムヨナが最終決戦、「銀盤の女王」は誰に

2014.02.19 Wed posted at 09:00 JST

(CNN) ソチ冬季五輪の終盤、現地時間19~20日に行われるフィギュアスケート女子シングルで、女王の座を争ってきた宿命のライバル、日本の浅田真央選手(23)と韓国のキムヨナ選手(23)が最終対決に臨む。
浅田選手とキム選手はともに今季限りで引退すると表明している。前回のバンクーバー五輪ではキム選手が金メダル、浅田選手が銀メダルを獲得した。浅田選手は世界選手権やグランプリ(GP)ファイナルで優勝を果たし、五輪での金メダル獲得という悲願達成に向けた最後のチャンスに挑む。
ソチ五輪の公式サイトによると、浅田選手は昨年のインタビューで「バンクーバーでは金メダルを目指していた。子どもの時からの目標だったので、ミスを本当に後悔した」と当時の心情を告白。ソチではすべてを完璧にやり遂げて当時の記憶を打ち消すとして、この3年間そのために努力を重ねてきたと意気込みを見せた。
氷上の対決の背景には、日韓併合から第2次世界大戦を経てきた両国の歴史がある。戦後の外交上の行き違いから、日韓関係は現在、ソチのリンクのように冷え込んだ状態だ。

浅田、キム両選手はともに1990年生まれ。誕生日は20日しか離れていない。2人とも2005年から国際大会に出場し、常に比較されてきた。浅田選手は得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をはじめとする技術力、キム選手は表情豊かな芸術性が高く評価されている。
キム選手は昨年のインタビューで、浅田選手について「ジュニア時代から比べられ、常にライバルだと思ってきた。互いに避けたい相手である反面、彼女の存在はいつも私にやる気と刺激を与えてくれた」と話した。
浅田選手はひと足先にソチ入りして団体戦に出場したものの、トリプルアクセルの失敗で3位に終わった。トリプルアクセルは浅田選手の最大の武器だが、前回五輪後に成功率が落ち、修正に取り組んできた経緯がある。
対決の結果、キム選手が金メダルを手にすれば、五輪の女子フィギュア史上3人目の2連覇となる。一方、先月の全米選手権で優勝した米国のグレイシー・ゴールド選手(18)が一騎打ちに割って入り、名前の通り金メダルを獲得する可能性も残されている。


フィギュアスケートの会場となるアイスバーグ・スケーティング・パレス


もうすぐ、女子SPが始まりますね。深夜24時からです。

しかし、浅田選手の登場は最後ですので、午前4時位の登場でしょうか。

もしライブ放送を観戦するとなると、少々辛い時間です……。(;´▽`A``

皆さま、寝不足には注意してくださいね……。

真央ちゃん、SP頑張れ―。v(^-^)v



↓真央ちゃん、ノーミス祈願。ナムナム~。バサッ~~\(-ω- )三( -ω-)/~~バサッ


人気ブログランキングへ

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1936

Trending Articles