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ソチ五輪: 女子FS

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http://sochi.sports.yahoo.co.jp/live/2111/text

ソチ五輪:フィギュアスケート 女子FS

2月21日(金) 0時0分 スタート

ソトニコワがロシア初の金メダル 真央フリーで盛り返し6位

順位 選手名 国名 得点

1位 アデリナ・ソトニコワ rusロシア 224.59
(74.64、149.95)
2位 キム・ヨナ kor韓国 219.11
(74.92、144.19)
3位 カロリーナ・コストナー itaイタリア 216.73
(74.12、142.61)
4位 グレイシー・ゴールド usaアメリカ 205.53
(68.63、136.90)
5位 ユリア・リプニツカヤ rusロシア 200.57
(65.23、135.34)
6位 浅田真央 jpn日本 198.22
(55.51、142.71)
7位 アシュリー・ワグナー usaアメリカ 193.20
(65.21、127.99)
8位 鈴木明子 jpn日本 186.32
(60.97、125.35)
9位 ポリーナ・エドモンズ usa米国 183.25
(61.04、122.21)
10位 マエ・ベレニス・メイテ fraフランス 174.53
(58.63、115.90)
11位 バレンティナ・マルケイ itaイタリア 173.33
(57.02、116.31)
12位 村上佳菜子 jpn日本 170.98
(55.60、115.38)
13位 ケイトリン・オズモンド canカナダ 168.98
(56.18、112.80)
14位 李子君 chn中国 168.30
(57.55、110.75)
15位 張可欣 chn中国 154.21
(55.80、98.41)
16位 キム・ヘジン kor韓国 149.48
(54.37、95.11)
17位 ガブリエル・デールマン canカナダ 148.44
(52.61、95.83)
18位 ナタリー・ヴァインツィアール gerドイツ 147.36
(57.63、89.73)
19位 エレネ・ゲデバニシビリ geoグルジア 147.15
(54.70、92.45)
20位 ブルックリー・ハン aus豪州 143.84
(49.32、94.52)
21位 パク・ソヨン kor韓国 142.97
(49.14、93.83)
22位 エカテリーナ・ウコロワ czeチェコ 136.42
(51.87、84.55)
23位 アンネ・リネ・ヤシェム norノルウェー 134.54
(48.56、85.98)
24位 ニコル・ラジコワ svkスロバキア 125.00
(49.80、75.20)

詳細

総括


ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子フリースケーティング(FS)が現地時間20日に行われ、浅田真央は冒頭のトリプルアクセルをきれいに決めると、五輪では女子選手初となる全6種類の3回転ジャンプを成功させた。FSの得点は自己ベストの142.71点をマークし、ショートプログラム55.51点との合計は198.22点。16位と出遅れた前日のSPから一気に6位入賞までジャンプアップした。

優勝はSP2位から合計224.59点(SP74.64点、FS149.95点)で逆転したアデリナ・ソトニコワ(ロシア)。地元ロシアに初の女子フィギュア金メダルをもたらした。史上3人目の連覇を狙ったキム・ヨナは219.11点(74.92点、144.19点)で銀メダル、27歳ベテランのカロリーナ・コストナー(イタリア)が216.73点(SP74.12点、FS142.61点)で銅メダルだった。

日本の鈴木明子は186.32点(SP60.97点、FS125.35点)で8位入賞。村上佳菜子は170.98点(55.60点、115.38点)で12位だった。

■真央「うれし泣きと笑顔」=試合後コメント全文



24:キム・ヨナ(韓国)

キム・ヨナの演技がスタート。

冒頭の3回転ルッツ-3回転トゥループのコンビネーションを着氷。3回転フリップから、次のコンビネーションジャンプ、3回転サルコウ-2回転トゥループも確実に降りる。足替えスピンから音楽のテンポがあがり、それに合わせてステップシークエンスへと移るがスピード感は物足りないか。
後半へ入って最初のジャンプ、3回転ルッツを降りると、ダブルアクセル-2回転トゥループ-2回転ループも無難に決めていく。3回転サルコウも着氷し、レイバックスピン、スパイラルから最後のダブルアクセルもしっかり決めた。

キム・ヨナのFS得点は144.19点(技術点69.69点、演技構成点74.50点)。SP、FSとの合計点は219.11点。ソトニコワを上回れず2位。



23:アシュリー・ワグナー(米国)

アシュリー・ワグナー(米国)の演技がスタート。

冒頭の3回転フリップ-3回転トゥループをなんとか着氷。続くダブルアクセルを決めると、3回転サルコウも確実に降りた。レイバックスピンをきれいに回転し終えると、3回転ループ-ダブルアクセルのコンビネーション、3回転ルッツ、3回転ループと確実に決めていく。客席の手拍子に合わせ、体を大きく使ったステップで観衆を魅了すると、最後のジャンプ要素となる3回転フリップ-2回転トゥループ-2回転トゥループも着氷した。
演技後は左手で大きくガッツポーズ!

ワグナーのFS得点は127.99点(技術点61.07点、演技構成点66.92点)。SP、FSとの合計点は193.20点。暫定6位。

22:グレイシー・ゴールド(米国)

グレイシー・ゴールド(米国)の演技がスタート。SP4位の18歳。
3回転ルッツ-3回転トゥループ、ダブルアクセル-3回転トゥループは着氷。勢いにのって、3回転ループも着氷。流れに乗って美しいステップ、スケーティングを見せる。いい流れで滑ったが、途中3回転フリップで転倒してしまった。それでも勢いは途切れず、その後のジャンプは転倒なし。スピンもしっかり回転した。
FS得点は136.90点(技術点69.57点、演技構成点68.33点、減点1点)。
SP、FSの合計205.53点。暫定3位。
フリー129.38点、合計188.03点の自己ベストを更新した。

21:アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

アデリナ・ソトニコワ(ロシア)の演技がスタート。SP2位の17歳。

3回転ルッツ-3回転トゥループ、3回転フリップは着氷。好スタート。3回転ループ、ダブルアクセル-3回転トゥループにも勢い。3回転フリップ-2回転トゥループ-2回転ループは3つ目でつまづくが転倒はせず。それでもグイグイと躍動感のあるスケーティングで、スパイラル、スピンなどジャンプ以外の要素でも美しいポジション。前日の成績でかかるプレッシャーも跳ね除け、SP同様、プログラムを目いっぱい演じきった。
FS得点は149.95点(技術点75.54点、演技構成点74.41点)。
SP、FSの合計224.59点。
フリー、合計点ともに自己ベストを大幅に更新して暫定1位。
(これまでの自己ベストはフリー131.63点、合計202.36点。ともに2014年欧州選手権)



20:カロリーナ・コストナー(イタリア)

カロリーナ・コストナー(イタリア)の演技がスタート。SP3位の27歳。

3回転ルッツは軽やかに着氷。ダブルアクセル、3回転フリップ-2回転トゥループにも安定感。3回転フリップ-2回転トゥループも着氷。「ボレロ」の音楽に合わせて、ゆったりしたスピードのスピン。3回転ループ、3回転トゥループ-2回転トゥループの2連続、さらに3回転サルコウも着氷。3回転サルコウ-2回転トゥループ-2回転ループの3連続を終えると、表情にも余裕が。力強くなる音楽とともに、グイグイスケーティングを進め、ステップも焦らず丁寧。スピンもしっかりと大きく見せ、ほぼノーミスで演技終了。観客からも歓声が起こり、コストナーも感慨の笑み。

FS得点は142.61点(技術点68.84点、演技構成点73.77点)。
SP、FSの合計216.73点。フリー、合計点ともに自己ベストを更新して、暫定1位。
(これまでの自己ベストはフリー131.03点、合計197.89点。ともに2013年世界選手権)



19:ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

ユリア・リプニツカヤ(ロシア)の演技がスタート。SP5位の15歳。

自国選手の登場に、ロシアの観客は大歓声。
3回転ルッツ-3回転トゥループの2連続、ダブルアクセル-3回転トゥループ-2回転トゥループの3連続はよどみのない、なめらかなジャンプ。柔軟性を生かしたスピンで観客を魅了する。後半の3回転ループの着氷で詰まり転倒、さらに3回転サルコウでも転倒してしまう。それでも3回転ルッツはきっちり跳んだ。脚を真っすぐに上げたスパイラル、得意技“キャンドルスピン”ではその技の高さに観客から大きな歓声。ミスの出た演技に、気落ちした表情のリプニツカヤだが、声援には大きく手を振って応えた。
FS得点は135.34点(技術点66.28点、演技構成点70.06点、減点1点)。
SP、FSの合計200.57点。暫定1位。

18:ナタリー・ヴァインツィアール(ドイツ)

ナタリー・ヴァインツィアール(ドイツ)の演技がスタート。SP10位の19歳。

最初の3回転ルッツは着氷するも、やや軸が傾いたか。3連続ジャンプは最初のダブルアクセルがシングルに。続く3回転ルッツ-2回転トゥループはなんとか跳んだ。3回転サルコウでバランスを崩し連続ジャンプにできず。ステップは長くたっぷりと時間をとり、ラストの3回転サルコウに2回転トゥループをつけて連続ジャンプにした。
FS得点は89.73点(技術点38.47点、演技構成点52.26点、減点1点)。
SP、FSの合計147.36点。暫定12位。

17:ポリーナ・エドモンズ(米国)

ポリーナ・エドモンズ(米国)の演技がスタート。SPでは伸びやかな演技で7位。15歳。

3回転ルッツ-3回転トゥループを軽やかに決め、スケーティング。3回転フリップからの3連続もつなげた。ダブルアクセルもしっかり踏み切って着氷。優雅なスケートで曲の世界観をつくりだす。3回転フリップで転倒するも、3回転ルッツは慎重に跳んだ。疲れが出る後半の3回転ループ-2回転トゥループ、ダブルアクセルも跳び、疲労感を見せない。しなやかな腕使いも美しく、最後まで柔らかな曲の雰囲気を演出した。
FS得点は122.21点(技術点63.02点、演技構成点60.19点、減点1点)。
SP、FSの合計183.25点。暫定3位。
フリー、合計ともに自己ベスト更新。

16:バレンティナ・マルケイ(イタリア)

バレンティナ・マルケイ(イタリア)の演技がスタート。SP12位の27歳。
ダブルアクセル-3回転トゥループを着氷させ、3回転ルッツも慎重に跳び上がり着氷。後半の3回転サルコウは十分にスピードをつけて壁際でジャンプ。なめらかに滑りにつなげた。3回転ルッツをグイっと跳び上がり、2回転トゥループとのコンビネーションにつなげた。
最後の3回転サルコウからの3連続は、2本目のトゥループが1回転になるも、流れを止めることなく跳びきった。
ジャンプ以外の要素も丁寧に滑り、情感豊かにプログラムを見せた。
FS得点は116.31点(技術点55.56点、演技構成点60.75点)。
SP、FSの合計173.33点。暫定4位。
フリー、合計点ともに自己ベスト更新のスコア。キス&クライで笑顔を見せた。

15:鈴木明子(日本)

鈴木明子(日本)の演技がスタート。SPは8位。

前回バンクーバー五輪8位。
3回転フリップ-2回転トゥループ-2回転ループの3連続は、それぞれ慎重に踏み切り着氷。まずは順当にスタート。ダブルアクセル-3回転トゥループも着氷。3回転ルッツも慎重に踏み切り着氷させた。しかし3回転フリップで転倒、3回転ループは着氷後にバランスを崩し、壁にぶつかりそうに。それでもその後の3回転サルコウ-2回転トゥループ、さらにラストの3回転サルコウも跳び切り、ラストには伸びやかなスパイラル、スピンもさいごまできっちり決めた。
ジャンプの転倒はあったものの、『オペラ座の怪人』の、激しさも柔らかさもある多様な曲調を、スケーティングのなかで丁寧に表現した。
FS得点は125.35点(技術点60.57点、演技構成点65.78点、減点1点)。
SP、FSの合計186.32点。暫定2位。

■鈴木のコメント

今できる精いっぱいはあきらめずにやれたので、まずはホッとしています。ずっと足の痛みがありましたが、リンクに立ったときはもう何も感じませんでしたし、病気で滑れなかったことを思えば。大げさかも知れませんが、「生きているな」と思いました。正直に言えば、ここまでの年齢まで滑れると思わなかったです。若くしてみんな出てきているけど、もし今ダメでもあきらめず、遅咲きでも頑張れると未来のスケーターに伝わればと思います。とても良い経験になりましたし、これがさらに今後の人生に生きると思います。



14:マエ・ベレニス・メイテ(フランス)

マエ・ベレニス・メイテ(フランス)の演技がスタート。SP9位の19位。

最初のダブルアクセルは、助走がほとんどないタイミングで軽々と決めた。3回転サルコウ-3回転トゥループ、3回転ルッツと、無理のない姿勢で着実に跳ぶ。3回転フリップも着氷。しかし連続ジャンプ予定の3回転ループで転倒。後半の3回転ループでも転倒したが、体全体を使って、音楽を表現。ステップ、合間のスケーティングでも生き生きとした演技が光った。
FS得点は115.90点(技術点60.86点、演技構成点56.04点、減点1点)。
SP、FSの合計174.53点。暫定2位。
フリー、合計点ともに自己ベスト更新。

13:李子君(中国)

李子君(中国)の演技がスタート。SP11位の17歳。

最初の3回転フリップ-3回転トゥループ、さらにダブルアクセル-3回転トゥループの連続ジャンプを軽やかに跳んだ。3回転ルッツは回転の速いジャンプ。スピンは回転軸がややぶれたか。3回転フリップ、3回転ループはきれいな高さのジャンプ。スパイラルはなめらかに滑るも、疲れからかステップから少し勢いが落ちた。
FS得点は110.75点(技術点55.79点、演技構成点54.96点)。
SP、FSの合計168.30点。暫定4位。

12:浅田真央(日本)

浅田真央(日本)の演技がスタート。

前回バンクーバー五輪銀メダル。SP16位。衣装はGP大会スケートアメリカで使用した、青の衣装。

トリプルアクセルは着氷! 3回転フリップ-3回転ループもつながりがきれいな連続ジャンプ。3回転ルッツは慎重にエッジを使い着氷。スピンも音楽のテンポに合わせてしっとりと。合間のスケーティングでも表情豊かに、美しく。ダブルアクセル-3回転トゥループも力みのないジャンプ。3回転サルコウも軽やか、さらに3回転フリップ-2回転ループ-2回転ループの3連続もすべてのつながりが自然。3回転ループもしっかり踏み切り着氷。ステップも、手先、足先が最後まで動きが止まらず、スケーティングもなめらか。曲の盛り上がりとともにきっちりフィニッシュ。
すべてのジャンプを着氷させ、その他の要素でもミスなく演技。
フィニッシュ後は感激からか、思わず手で顔を覆い、指でまぶたをぬぐった。

FS得点は142.71点(技術点73.03点、演技構成点69.68点)。
SP、FSの合計198.22点。
フリーの自己ベスト136.33 点(13年NHK杯)を更新して、暫定トップに立った。

■浅田のコメント

「きのうはいろいろあったけど、ジャンプの1つ1つをクリアしようと思いました。昨日の演技はすごく残念ですごくくやしかった。取り返しのつかないことをしてしまったという思いがありました。でも今日のフリーはしっかりと自分のやってきたことをやろうと。(今日の演技で)たくさんの方に恩返しができたのではないかと思います。五輪という大きな舞台で、メダルという形ではもってこれなかったと思いますが、目指す演技ができて、私なりの恩返しはできたんじゃないかと思います」



11:張可欣(中国)

張可欣(中国)の演技がスタート。SP14位の18歳。

3回転ルッツ-3回転トゥループの連続ジャンプ、3回転ルッツともに高さ、スピード感あるジャンプ。脚がややバラけ気味か。スピンでは柔軟性を生かした、高く伸びやかなビールマンスピンを見せる。ダブルアクセル-3回転トゥループはやや壁に近づくも、審判前で着実に決めた。3回転サルコウからの3連続は2連続にとどめた。ステップはエッジを刻むもののややスピードが落ちる。疲れがあるか、スパイラルの軸足がややブレる。ダブルアクセルは前半のジャンプに比べると、やや着氷時にブレ。それでもバランスを崩すことなく要素を滑りきった。
FS得点は98.41点(技術点49.84点、演技構成点48.57点)。
SP、FSの合計154.21点。暫定3位。

10:村上佳菜子(日本)

村上佳菜子(日本)の演技がスタート。SP15位の19歳。

3回転トゥループ-3回転トゥループの連続ジャンプは距離感があり、2本のつながり、着氷がなめらか。3回転ルッツは着氷でバランスを崩すもこらえた。3回転ループは2回転に抑えた。音とともにスケート、上半身を踏み込むような、一体感のある演技。手先、首元の動きも柔らかい。
3回転フリップ-2回転トゥループは傾きもない、きれいなジャンプ。続く、3回転フリップ、ダブルアクセルは危なげない。3回転サルコウ-2回転ループ-2回転ループの3連続も、3つ目までしっかり跳びきった。映画『愛のイエントル』の使用曲「Papa Can You Hear Me?」の静かな曲調を、情感たっぷりに演じた。

FS得点は115.38点(技術点56.96点、演技構成点58.42点)。
SP、FSの合計170.98点。暫定1位。



9:キム・ヘジン(韓国)

キム・ヘジン(韓国)の演技がスタート。SP18位の16歳。
冒頭の3回転ルッツ-2回転トゥループを丁寧につなぎ、続く単発の3回転ルッツもしっかり跳び上がり着氷させた。3回転トゥループも滑りのなかで自然に。手足を丁寧に大きく動かし、音楽を表現。3回転ループも着氷させた。しかし助走部分で転倒し、3回転ルッツを跳べず。しかしその後の演技は最後までしっかりと。3回転フリップ、ダブルアクセルからの3連続も着実につなげた。それだけに惜しいミスとなった。
FS得点は95.11点(技術点45.25点、演技構成点50.86点、減点1点)。
SP、FSの合計149.48点。暫定2位。

8:エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)

エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)の演技がスタート。

SP17位の24歳。06年トリノ五輪10位、10年バンクーバー五輪14位。

最初の3回転ルッツ-2回転トゥループを無事跳んだ。しかし、次の3回転ルッツは慎重に踏み切ったが転倒してしまった。ジャンプで転倒はあったものの、最後まで勢いを落とさずに演技した。
FS得点は92.45点(技術点39.85点、演技構成点53.60点、減点1点)。
SP、FSの合計147.15点。

7:ケイトリン・オズモンド(カナダ)

ケイトリン・オズモンド(カナダ)の演技がスタート。

カナダ選手権2連覇の18歳。13年世界選手権8位。

最初の3回転ルッツ-2回転トゥループを慎重につなげると、ダブルアクセル-3回転トゥループも着氷。3回転ルッツ、サルコウと順当にジャンプを続ける。しかし3回転トゥループからの3連続は1つ目で転倒してコンビネーションにできず。得点ポイントで転倒したものの、イーグルをまじえた滑りなど表現豊かにプログラムを演じきった。
FS得点は112.80点(技術点55.97点、演技構成点57.83点、減点1点)。
SP、FSの合計168.98点。暫定1位。

6:ニコル・ラジコワ(スロバキア)

最初の3回転ループを転倒してしまうが、次の3回転サルコウ-2回転トゥループのコンビネーションはきれいに着氷する。続く3回転トゥループの着氷で手をついてしまうも、2回転トゥループへとつなげていく。さらにもう1つ予定していたコンビネーションジャンプだったが、冒頭が2回転トゥループのみに終わってしまうミス。
後半に入り、タンゴのミュージックにあわせたステップ、表現でリズムを取り戻しかに見えたが、予定していたダブルアクセルは1回転半、最後のジャンプも疲れが出てしまったか、再びシングルアクセルになってしまった。

ニコル・ラジコワのFS得点は75.20点(技術点30.39点、演技構成点45.81点、減点1.00点)。SPとの合計125.00点。

5:アンネ・リネ・ヤシェム(ノルウェー)

冒頭の3回転ループをきっちり降りると、3回転サルコウ-2回転トゥループ-2回転ループのコンビネーションも着氷。さらに3回転トゥループ、3回転ループ-2回転トゥループもなんとかこらえながら着氷する。ただ、キャメルスピンでややバランスを崩してしまう。
後半に入り、一転、音楽のリズムが変わるが、それに合わせた軽やかなステップでアピール。ダブルアクセルを経て、3回転サルコウを跳んだものの着氷でバランスを崩したが、こらえて2回転トゥループのコンビネーションへとつなげてた。

アンネ・リネ・ヤシェムのFS得点は85.98点(技術点41.24点、演技構成点44.74点)。SPとの合計は134.54点。

4:エカテリーナ・ウコロワ(チェコ)

冒頭の3回転ループ-2回転トゥループを確実に跳ぶと、続く3回転ルッツ-2回転トゥループ-2回転ループのコンビネーションも、スピードは感じられないが何とかつなげる。だが、次の3回転ループでは飛ぶ直前に転倒してしまうアクシデント。なんとか持ち直し、レイバックからビールマンスピンを優雅に回ると、ステップシークエンスへ。
後半最初の3回転トゥループをきれいに降りたが、3回転ルッツでは尻餅。さらにコンビネーションジャンプは1本目がシングルアクセルになってしまう。最後のフライングシットスピンも音楽に合わせることができなかった。

エカテリーナ・ウコロワのFS得点は84.55点(技術点42.94点、演技構成点43.61点、減点2.00点)。SPとの合計136.52点

3:ガブリエル・デールマン(カナダ)

冒頭のトリプルルッツの着氷でバランスを崩し、強引に3回転トゥループに持っていくも、回転が足りない着地。ダブルアクセルから1回転トゥループ、3回転フリップから2回転トゥループ、最後は手を上げての2回転トゥループのコンビネーションジャンプを決める。
後半の3回転フリップは高さも十分に着氷。さらにダブルアクセルを跳ぶが、軸がややぶれたか。3回転サルコウからステップシークエンスでは体を十分に使った演技を披露。曲が転調し、3回転ループを跳ぶも着氷が乱れる。全体的にジャンプの精度が落ちる演技だった。

ガブリエル・デールマンのFS得点は95.83点(技術点48.40点、演技構成点47.43点)。SPとの合計点148.44点。

2:ブルックリー・ハン(オーストラリア)

最初の3回転ループ-2回転トゥループを着氷するも、3回転ルッツで転倒してしまう。しかし、それを引きずらず続く3回転トゥループ-2回転トゥループのコンビネーションを着氷。キャメルスピンから3回転サルコウへと移り、レイバックスピンは足も高く上がりきれいに回転する。
後半に入り、最初の3回転トゥループを着氷。続くダブルアクセルも決める。曲のテンポが上がっていくのに合わせたステップシークエンスで観衆を引き込むと、3回転サルコウ-2回転トゥループ-2回転トゥループのコンビネーションジャンプはやや回転が足りないか。それでもスピードを持続させたまま、最後は足替えのコンビネーションスピンでフィニッシュした。

ブルックリー・ハンのFS得点は94.52点(技術点48.71点、演技構成点46.81点、減点1.00点)。SPとの合計143.84点。

1:パク・ソヨン(韓国)

冒頭の3回転ルッツで転倒。気を取り直してダブルアクセル-3回転トゥループは成功するも、続けて3回転フリップでは着氷でバランスを崩してしまう。ステップシークエンスを経て、3回転ループをきれいに決めるが、予定していた3連続コンビネーションジャンプは1つ目が1回転になってしまい、後をつなげられない。
終盤に入りダブルアクセル、レイバックスピンと決め、3回転サルコウ-2回転トゥループもうまく着氷。最後はフライングシットスピンから足替えコンビネーションで締めくくった。

パク・ソヨンのFS得点は93.83点(技術点48.72点、演技構成点46.11点、減点1.00点)。SPとの合計は142.97点。

滑走順

午前0時07分~

1. パク・ソヨン(韓国)
3Lz/2A+3T/3F/StSq/3Lo/3Lz+2T+2Lo/ChSq/2A/LSp/3S+2T/FSSp/CCoSp

2. ブルックリー・ハン(オーストラリア)
3Lo+2T/3Lz/3T+2T/FCSp/3S/LSp/3T/2A/StSq/3S+2T+2T/ChSq/CCoSp

3. ガブリエル・デールマン(カナダ)
3Lz+3T/2A+3T/3F+2T+2T/FSSp/LSp/3Lz/2A/3S/StSq/3Lo/ChSq/CCoSp

4. エカテリーナ・ウコロワ(チェコ)
3Lo+2T/3Lz+2T+2Lo/3S/3Lo/LSp/StSq/3T+2T/3Lz/ChSq/2A+2T/CCoSp/FSSp

5. アンネ・リネ・ヤシェム(ノルウェー)
3Lo/3S+2T+2Lo/3T/3Lo+2T/CCoSp/FCSp/StSq/2A/3S+2T/2A/ChSq/CSSp

6. ニコル・ラジコワ(スロバキア)
3Lo/3S+2T/3T+2T+2Lo/CCoSp/3T+2T/3S/FCCoSp/StSq/2A/ChSq/2A/FSSp


午前1時02分~

7. ケイトリン・オズモンド(カナダ)
3F+2T/2A+3T/3Lz/FCCoSp/3S/3F/3T+2T+2T/LSp/2A/StSq/CCoSp/ChSq

8. エレネ・ゲデバニシビリ(グルジア)
3Lz+2T/3Lz/3S/StSq/2A+2T+2T/3S+2T/FCCoSp/3T/2A/ChSq/FSSp/CCoSp

9. キム・ヘジン(韓国)
3Lz+2T/3F+2T/3T/FCSp/StSq/3Lo/3Lz/3F/2A+2T+2Lo/LSp/ChSq/CCoSp

10. 村上佳菜子(日本)※午前1時25分~
3T+3T/3Lz/3Lo/StSq/CCoSp/3F+2T/3F/2A/3S+2Lo+2Lo/FCSp/ChSq/LSp

11. 張可欣(中国)
3Lz+3T/3Lz/3Lo/LSp/FCSp/2A+3T/3F/3S+2T+2Lo/StSq/ChSq/2A/CCoSp

12. 浅田真央(日本)※午前1時41分~
3A/3F+3Lo/3Lz/CCoSp/FCSp/2A+3T/3S/3F+2Lo+2Lo/3Lo/FCCoSp/StSq/ChSq


午前2時11分~

13. 李子君(中国)
3F+3T/2A+3T/3Lz/FCSp/CCoSp/3S+2T+2Lo/3F/3Lo/2A/StSq/ChSq/LSp

14. マエ・ベレニス・メイテ(フランス)
2A/3S+3T/3Lz/3F/3Lo+2T/StSq/CCoSp/3Lo/2A+3T+2T/FCCoSp/ChSq/LSp

15. 鈴木明子(日本)※午前2時27分~
3F+2T+2Lo/2A+3T/3Lz/FCSp/StSq/3F/3Lo/3S+2T/ChSq/3S/CCoSp/FCCoSp

16. バレンティナ・マルケイ(イタリア)
2A+3T/3Lz/3F/2A/FSSp/LSp/StSq/3S/3Lz+2T/ChSq/3S+2T+2T/CCoSp

17. ポリーナ・エドモンズ(米国)
3Lz+3T/3F+1Lo+3S/CCoSp/2A/FSSp/StSq/3F/3Lz/ChSq/3Lo+2T/2A/LSp

18. ナタリー・ヴァインツィアール(ドイツ)
3Lz/2A+2T+2T/3Lz+2T/LSp/3T/3Lo/CCoSp/3S+2T/FSSp/StSq/3S/ChSq


午前3時06分~

19. ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
3Lz+3T/2A+3T+2T/FCSp/StSq/3F/2A+2T/3Lo/3S/3Lz/LSp/ChSq/CCoSp

20. カロリーナ・コストナー(イタリア)
3Lz/2A/3F+2T/FCCoSp/FCSp/3Lo/3T+2T/3S/3S+2T+2Lo/StSq/ChSq/CCoSp

21. アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
3Lz+3T/3F/3Lo/FCSp/2A+3T/3F+2T+2Lo/3S/2A/LSp/StSq/ChSq/CCoSp

22. グレイシー・ゴールド(米国)
3Lz+3T/2A+3T/3Lo/FCoSp/StSq/3F/3Lz/3S+2T+2T/CCoSp/ChSq/2A/LSp

23. アシュリー・ワグナー(米国)
3F+3T/2A/3S/FCSSp/LSp/3Lo+2A+SEQ/3Lz/3Lo/StSq/3F+2T+2T/ChSq/CCoSp

24. キム・ヨナ(韓国)
3Lz+3T/3F/3S+2T/FCCoSp/StSq/3Lz/2A+2T+2Lo/3S/LSp/ChSq/2A/CCoSp


↓リザルト

http://www.isuresults.com/results/owg2014/

↓プロトコル

http://www.isuresults.com/results/owg2014/owg14_Ladies_FS_Scores.pdf

ソトニコワ「金」、逆転で露初…金ヨナ連覇逃す

 ソチ五輪のフィギュアスケート女子フリーが20日夜(日本時間21日未明)に行われ、ショートプログラム(SP)2位のアデリナ・ソトニコワ(17)(ロシア)が、自己最高スコアを20点以上更新する合計224・59点で逆転し、金メダルを獲得した。

(2014年2月21日03時54分 読売新聞)

フィギュア女子、浅田は6位 金はソトニコワ

2014年 2月 21日 04:42 JST

 20日行われたソチ五輪フィギュアスケート女子フリーでは、浅田真央が6位でメダルを逃した。金メダルはロシアのアデリナ・ソトニコワが獲得。銀は韓国のキム・ヨナ、銅はイタリアのカロリーナ・コストナーがそれぞれ手にした。

 旧ソ連時代を含め、ロシア勢の金メダルは初。これまでは、2002年ソルトレークシティー大会でイリーナ・スルツカヤが獲得した銀メダルが最高だった。

 ソトニコワは、フリーでジャンプをほぼミス無く終え、149・95点をマーク。SP首位の金妍児キムヨナ(韓国)(23)は合計219・11点で銀メダルとなり、前回バンクーバー大会に続く連覇を逃した。

 日本勢は3大会連続のメダルを逃した。



ロシアが、遂にヨナさん採点に勝ちましたね~。

というより、プーチン閣下VSサムスンだったのではないでしょうか。

国家元首の力は、サムスンより強かったという事でしょうね……。

さすが、元スパイ、腹黒プーチン様でした。

ソトニコワ選手はプーチン閣下にお礼を言わなくてはいけないでしょう。

結局、金メダルは、国のバックがないと、とれないと証明したバンクーバー五輪とソチ五輪でした。

お隣が騒ぎ出しそうですね~。

平昌五輪では、ロシアに報復嫌がらせ採点するかもです。

真央ちゃんは、お隣に絡まれなくて良かったと思います。

フリーでノーミスの素晴らしい演技ができました。

本人は悔いがないようです。(真央ちゃんの採点考察は次の記事でいたします。)

ソトニコワ選手の得点はインフレですが、キムヨナ選手に勝ったのは納得です。

ソトニコワ選手の技術基礎点は61.43点。(GOE+75.54点)、演技構成点74.41点。

キムヨナ選手の技術基礎点は57.49点。(GOE+69.69点)、演技構成点74.50点。

技術基礎点が、そもそもキムヨナ選手より高いからです。

今回のキムヨナ選手の敗因は、GOEを以前より頂けなかった事と演技構成点で点差をつけられなかった事しょうか。

しかしソトニコワ選手のGOEと演技構成点は、やはり高いと思います。

149.95点とは、去年の世界選手権でのキムヨナ選手フリー得点148点を上回まわらせた感じです。

得点は高すぎますが(インフレ)、キムヨナ選手の異常得点に勝たせる為には、これだけ出す必要があった訳です。

ロシアは女子の五輪金メダルが悲願だった訳ですし、スルツカヤ選手が五輪で、煮え湯を二度も味わされた経緯から、プーチンのしてやったりソチ五輪女子だったでしょう。

キムヨナ選手連覇を阻止してくれたお礼だけはしたい所でしょうか……。

しかし、五輪の威厳私物化、平等とはかけ離れたスポーツの祭典とは、悲しい限りです。

選手は純粋に努力しているにもかかわらず、国と国との利権で採点が左右されてしまうのは、五輪という大きな舞台では、フィギュアスケートだけでなく、他の競技でもあるのですからね……。

まあ皆さま、お疲れ様でした……。



↓恐ロシア~でした。(=◇=;)


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